東証――八方塞がりで上場断念へ

イカサマ中国企業上場で大恥。新市場計画はメドが立たず、訴訟も敗色濃厚。やはり斉藤社長はその「器」でなかった。

2008年9月号 COVER STORY [企業スキャン]

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東京証券取引所の斉藤惇社長が昨年6月に就任する前、本誌5月号は「任に耐えぬ斉藤『東証』社長」という巻頭記事を掲げた。本人は「ブラック誌に書かれちゃって」と方々で弁解したそうだが、そう開き直られてはトドメを刺したくなる。「斉藤さんは、どうオトシマエを付ける気だろう?」「それとも、自分が就任する前の話だから、とお得意の逃げ口上?」東証からそんなボヤキ節が聞こえてきた。昨年4月に「中国本土系企業では初」と鳴り物入りで東証マザーズに上場させたアジア・メディアの不祥事のことだ。斉藤社長、いい面の皮と言わずして何と言おう。マザーズから東証1部昇格をめざし、外国企業誘致を掲げる東証の海外戦略を象徴する企業だった。ところが、最高経営責任者(CEO)の崔建平自らが、取締役会にも諮らず子会社の定期預金を勝手に担保として銀行に差し入れ、94年に崔が精華大学の同級生ら ………

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