使用済み核燃料再処理工場の「お粗末」

失敗を失敗と謙虚に受け止めない日本原燃。7月2日、六ケ所村でまたもや大失態。

2008年9月号 BUSINESS

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この11年で14回に及ぶ完成時期の延長。その間、3倍に膨らんだ工事費。普通の民間企業ではとうに打ち切りになっているであろう工場建設が、青森県六ケ所村で牛歩のごとく続けられている。れっきとした民間企業、日本原燃(本社・青森県六ケ所村)の使用済み核燃料の再処理工場のことだ。再処理工場は、原子炉で一度燃焼(正確には核分裂)させた核燃料から、燃料としてもう一度使える燃え残りのウランと、燃焼により新たに生成されたプルトニウムを取り出す工場だ。1984年、この地への建設計画が公表された。プルトニウムは長崎型原爆の材料になった物質。再処理工場は本来、核保有国の持ち物で、非核三原則を掲げる日本にはふさわしくない。そこを、資源少国の悲願として平和的な利用に限ると説明し、国際社会から建設が容認された経緯がある。取り出したプルトニウムを高速増殖炉で燃やせば、プルトニ ………

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