原油高で訓練もできない陸海空自衛隊の「悲鳴」

2008年9月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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燃料費の高騰で、陸海空自衛隊が大打撃を受けている。海自トップの赤星慶治海上幕僚長は7月の定例会見で、秋の海上自衛隊演習について原油高のため「中止も視野に入れて検討する」と述べた。同演習は海自で最大規模の演習であり、中止されれば自衛隊発足以来、初めてとなる。赤星海幕長にとっては苦渋の選択だ。実際、陸海空自衛隊の現場における対策は限界に達し、各種訓練等を大幅に制限せざるを得ない状況だ。このままでは、錬度維持に最低限必要な訓練までも絞り込む事態に陥り、日常的な監視活動やプレゼンスにも影響が出る。来年度予算も、燃料経費に圧迫され、防衛関係費は減額されるといわれる。しかし、それによって安全保障上のリスクが増えることを国民にきちんと説明し、改めて防衛に必要な額を論議しなおすべきではないか。燃料経費についても、政府として、漁業や輸送などの業界とのバラ ………

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