原油高には金融緩和こそ正解

2008年8月号 連載 [policyの極意 第4回]

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原油市況が1バレル=140ドルをつけた。1980年から約20年間は10~20ドルだった安定相場を思うと、信じられない水準になっている。73年、79年の石油危機は石油輸出国機構(OPEC)という市場外からの人為的な値上げが原因であったが、現在の原油高は市場が自ら高値を形成したという点で大きく事情が異なっている。その要因は、需要、供給、マネー投機。まず、世界的に需要が増大しているのは確実である。これは、ある意味で世界経済が発展しているからであり、その面では喜ばしいことである。特に需要が増えている地域としては、中国とアメリカが挙げられる。中国、インド、ブラジルなど新興国が経済発展をして、結果的に石油の消費量が一気に増えた。例えば、中国は5年くらい前から日本を上回る石油消費をしている。中国やインドのエネルギー効率は悪く、日本の10分の1くらいといわれている。次に、供給が ………

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