アイフォーンは「蟻地獄」

孫正義の大勝負だが、売れるほど大赤字の“不平等契約”。資金繰りに不安も流れ、株価はモタモタ。

2008年8月号 BUSINESS

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たかがケータイ、されどケータイ。アップルが7月11日に世界各地で販売を開始した「iPhone(アイフォーン)3G」を買うため、ニューヨークでは1週間前から、東京のソフトバンク表参道店では3日前から、寝袋持参の行列ができた。発売前日の夜、孫正義ソフトバンク社長自ら、先行発売する表参道店の行列の前に現れ、並んでいる人々を笑顔で激励して回った。発売当日朝の地上波テレビは、どの局も中継態勢を組んで放送するなど、まさに狂想曲の一日だった。NTTドコモを押しのけて“花婿”の座を射止めた孫は、「日経ヴェリタス」はじめ翼賛メディアで有頂天になっている。だが、不思議と思わないか。販売権獲得を発表した6月4日以降、ソフトバンクの株価は一時1800円まで下がり、今も2000円台手前で足踏みが続くのだ。市場は知っている。iPodでアップルを劇的に蘇らせた創業者兼CEO、スティーブ・ジョブズは孫 ………

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