異例の経産事務次官人事 望月、鈴木でたらい回しか

2008年8月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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経済産業省の新事務次官に、望月晴文資源エネルギー庁長官(58)が7月11日付で就任した。同期で次官レースの本命と目されてきた鈴木隆史経済産業政策局長(59)は特許庁長官に回った。エネ庁長官から次官に就くのは旧通産省時代を通じて初めて。異例の逆転人事が揣摩憶測を呼んでいる。望月氏と鈴木氏はともに1973年入省。鈴木氏は官房長、経産政策局長と「次官レースの真ん中」を歩んできたエース。一方、望月氏は商務流通審議官、中小企業庁長官、エネ庁長官を歴任したものの、本省局長ポストを一度も経験していない。そんな望月氏の抜擢は異例も異例だが、望月氏が日中ガス田開発問題といった資源外交や地球温暖化対策などに手腕を発揮してきたことに加え、「甘利明経産相に重用され、石油会社出身で資源外交に熱心な福田首相の覚えがめでたい」(経産省関係者)ことが決め手になったようだ。「次官 ………

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