電通専務に致命的な新証拠

ツークの判決が出た。浮かぶのはスポーツ界のむしりの構造。ついに暴かれた香港の裏金プール会社の正体とは。

2008年8月号 DEEP [「広告の巨人」追撃第3弾]

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7月2日、スイスの州都ツークの刑事裁判所で判決が下った。電通とアディダスの合弁会社ISMMグループの倒産後に浮上した同社の裏金疑惑が7年ぶりに決着したのだ。この裁判では、2002年に日韓が共催した国際サッカー連盟(FIFA)ワールドカップをめぐるスキャンダルが裁かれたが、放映権を独占していたISMMは五輪や世界陸上などの利権も仕切っていただけに、国際オリンピック委員会(IOC)、国際陸上競技連盟(IAAF)まで巻き込む史上最大級の裁判となった。ところが、判決文はわずか9ページ。被告6人のうち、総支配人だったジャン・マリー・ヴェーバーら3人に有罪(罰金刑のみ)、社長だったマルムスら3人に無罪が言い渡された。罰金もあきれるほど安い。罰金1800万スイスフランを求刑されていたが、ヴェーバーは8万4千スイスフランにとどまった。元経理担当役員ハンス・ユルグ・シュミットも、文書偽造な ………

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