ソフトバンクモバイルをノーベル賞学者がバッサリ

2008年8月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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7月2日、山谷えり子首相補佐官ら教育再生懇談会の一行が意見交換のため東京・汐留のソフトバンク本社を訪れた。テーマは「子どもとケータイ」。孫正義社長は出席せず、元民主党衆院議員の社長室長や、ソフトバンクモバイルの役員らが対応した。携帯電話を使った犯罪に青少年が巻き込まれるケースの急増を受け、フィルタリングなどの規制強化が進む中、役員らは必死に自助努力をアピール。「取り組みが遅い」(山谷氏)と業界に不信感を持つ懇談会側との議論はすれ違いっぱなし。その終盤、懇談会メンバーの野依良治氏から核心を突く指摘があった。「皆さん自身は自分の子供にどんな携帯を持たせたいか。企業人としての立場と子を持つ親としての立場がダブルスタンダードになっているのではないか」。ノーベル賞学者が投げ込んだ直球にソフトバンク側はたじたじになった。懇談会メンバーの一人は「野依先 ………

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