筆頭株主シャープの天敵に塩を送るパイオニア

2008年8月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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経営不振から昨年9月、シャープを筆頭株主に迎え入れると発表したパイオニア。シャープはパイオニアを液晶パネルの固定客として抱え込み、さらにはカーオーディオの技術を吸い上げる狙いだった。ところが、パイオニアの方が一枚上手のようだ。自社開発を中止したプラズマパネル用の鹿児島工場(鹿児島・出水市)を、ソニーと投資ファンドなどが共同出資するエフ・イー・テクノロジーズ(FET、東京・品川)に売却するのが最初の裏切り。FETは同工場を、独自に開発している次世代薄型ディスプレー「FED」(電界放出型ディスプレー)の生産拠点とする。もう一つはプラズマパネルの技術者を200人規模で松下電器産業に転籍させるという経営再建策だ。パイオニアのプラズマテレビは、液晶を含めた薄型テレビの中で最も美しいと、AV(音響・映像)機器関係者の間で評価を得ている。この技術がシャープにとって ………

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