リスク回避が取りえの大蔵OBが居座る地銀協会

2008年8月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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地銀最大手、横浜銀行の小川是頭取が金融界で顰蹙を買っている。事の発端は、渡辺喜美金融相がぶち上げた銀行貸し渋り批判に対する反応だ。中小企業向けの貸し出し抑制に金融相が苦言を呈すると、小川頭取は翌日の全国地方銀行協会の会長記者会見で、すかさずメガバンクに責任を転嫁した。曰く、「地銀の中には、メガバンクが融資を引き揚げているとの声がある」。他人のセリフを引用し、決して自分の言葉では語らない。これなら後でクレームが付いても言い逃れができるわけだ。責任は他人に押しつけ、我が身に降りかかる火の粉は周到に避ける。いかにも、元大蔵事務次官といったところか。メガバンクからすれば、原材料費の高騰と景気減速で焦げつきリスクの高まった中小企業より、国内の2倍以上の利ざやが稼げる海外融資のほうが魅力的なのだ。そもそも中小企業の面倒は、地場密着の地銀がみるのが筋 ………

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