2008年7月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]
ロシアの排外的過激派「セーベルナエ・ブラツトヴォ(北部同胞団)」がインターネットに「ロシア国民の敵」と称する名簿を公表、連邦検事総局が捜査に乗りだした。名簿には最高裁判所の判事や司法当局職員、人権擁護活動家らの住所氏名やパスポート番号を含む個人情報が詳しく記載されており、標的にされる懸念がでているからだ。問題のリストは1年前に米国で登録されたサイト(vdesyatku.net)に掲載された。コンテンツのほとんどは2~3月にアップロードされたようだが、ロシアで報道されたのは4月23日以降。すぐ閲覧禁止となったが、過激派のホームページ(www.nordrus.org)に転載された。当局が注目したのは、02年にチェチェン住民を銃殺したものの、無罪判決を受けたGRU(ロシア軍参謀本部情報総局)のウリマン大尉に逆転有罪判決を下した連邦最高裁軍事部の判事らもリストに挙がっていたこと。ロ ………
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