2008年7月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
三菱重工業がローム、凸版印刷、三井物産と組んで有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)の開発・製造にあたる新会社「Lumiotec」(ルミオテック)を山形県米沢市に設立した。消費電力が多い電球、水銀を使用する蛍光灯はいずれも環境負荷の大きい照明だ。消費電力が少なく、有害物質も使わない有機ELは環境にやさしい次世代照明として注目されている。米ゼネラル・エレクトリック(GE)やオランダのフィリップスなど世界的な有力企業が力を入れており、方向性は正しい。ところが、有機ELを手がける各社の間で、ルミオテックに個人名で0・1%を出資する某国立大学教授の評判が芳しくない。この人物は有機ELの第一人者を自任し、同調しない者や異なる考えを持つ者には容赦なく批判を浴びせる。「あの先生と一緒にやるのは勘弁。気に入らないとすぐにブログに悪口を書くし……」と敬遠されているが、本人は一 ………
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