「紙」値上げが新聞経営の首絞める

28年ぶりの用紙高騰で軒並み赤字転落。体力がない新聞社の運命や如何に。

2008年7月号 BUSINESS

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新聞が決して伝えない高騰が今年4月にあった。新聞用紙の値上げである。それも28年ぶりのことである。本来なら1面で報ずるべきビッグニュースだが、新聞社は示し合わせたように沈黙を守っている。新聞に不可欠の原材料である紙が高騰したのだから、堂々と読者に伝え、購読料に転嫁するのが筋だが……。新聞経営者は何を恐れているのか。新聞は石油や食品、鉄鋼製品など諸物価高騰を熱心に書き、国民や企業の危機感を煽る。だが、自らの屋台骨を直撃する新聞用紙の高騰については報じようとしない。新聞は紙に刷られてこそ読者に伝えられる。紙なくして新聞経営は成り立たない。その新聞用紙(巻き取り紙)が4月から読売、朝日など全国紙で7~8%、地方紙で5~6%上がった。実に28年ぶりの値上げにもかかわらず新聞社が黙するのは、それが新聞経営に致命的な影響を及ぼすからだ。

「来年は20%アップ」の通告

そもそも新聞用紙の価格 ………

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