「エフエム九州」破綻に慄くラジオ業界

2008年6月号 連載 [メディアの急所]

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全国に87ある県域民営ラジオ局で初めて、福岡のエフエム九州(愛称CROSSFM、北九州市)が経営破綻した。事業や従業員の雇用は、地元出身者が経営する投資会社が当面承継するというが、若者のラジオ離れは全国的に深刻で、ほかのラジオ局も「明日はわが身」と慄いている。破綻原因は広告収入の落ち込みにある。「主力のヤング層に面白い番組を提供できず、聴取率が30%程度に低迷。広告を取れなかった」(山本綱夫社長)。この結果、ピークの1998年度には11億円を超えた売上高が、07年度は6億円まで落ち込み、2800万円の最終赤字を計上。債務超過額は6億円近くに膨らんだ。エフエム九州は安川電機、新日本製鉄など地元経済界が中心となって出資し、福岡県で2番目の民営FM局として93年に開局。94年度に早くも債務超過に陥り、04年には株主の犠牲の下に資本金を10億円から1億円に減らして辛うじて債務超過 ………

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