統帥権の独立めざす自衛隊

2008年6月号 連載 [「軍略」探照灯 第26回]

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防衛省内のプロジェクトチームが石破茂防衛相の主導下で2月22日以来、防衛省改革の原案作成を急ぐ一方、自民党は安全保障調査会の下に「防衛省改革小委員会」(浜田靖一委員長)を3月19日に発足させ、防衛省の先手を取って、早くも4月24日に「提言・防衛省改革」を作成、5月初めから各方面に説明を始めた。この小委員会の顧問は中谷元・元防衛庁長官(元2等陸尉)で、イラク復興業務支援隊長を務めた佐藤正久参議院議員(元1等陸佐)が新人議員ながら、実務面での影響力を示した、と言われる。それだけに自衛隊制服幹部の意向、願望を強く反映した提言となっている。例えば「国会によるシビリアン・コントロールを重要視する」とあるのは「防衛省の文官が制服を統制するものではない」との意味だし、「自衛官の国会における説明を可能とする」としつつ「その際、責任追及をする場ではなく、自衛官として ………

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