「中華街」化する東南アジア

胡錦涛「和諧世界」の内実は、山村に押し寄せるカジノと娼婦。あまりの傍若無人に、周辺の警戒心は高まる。

2008年6月号 GLOBAL [中国コロニアリズム]

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5月の連休中に中国の胡錦涛・国家主席が日本を訪れた。日中国交回復以来、4回目になる共同声明を発表し、日中が「戦略的互恵関係」を推進していく方針を打ち出した。国内では「和諧社会」(調和のとれた社会)、対外的には「和諧世界」(調和のとれた世界)をめざす胡錦涛政権は、この「暖春之旅」をその証にしようとした。だが、内外の「和諧」の実現は容易ではない。現に3月に勃発した流血の暴動でチベット政策の破綻が明らかになり、民族融和などの実現を目指した「和諧社会」は虚しい掛け声になりつつある。では、調和のもうひとつの輪である「和諧世界」はどうなのか。象徴的な光景を紹介しよう。中国と国境を接するインドシナの小国ラオス。北部の中心都市ウドムサイには、ここ数年来、特別なマーケットが存在している。遠く中国内地から来た中国人が3棟の建物に店舗を構え、中国製品だけ売ってい ………

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