2008年6月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
高速データ通信で携帯電話事業への参入をめざしたが、昨年10月に経営破綻したアイピーモバイルの元社長、竹内一斉氏の転身が話題を呼んでいる。破綻直前に内紛で社長を解任され、その後は「浪人」をしていたが、最近、民主党の浅尾慶一郎参院議員の秘書に就任。アイピー時代に知り合った総務省幹部に挨拶を済ませ、現在は「技術立国日本の再生」をめざす政財官一体の「研究会」の立ち上げに奔走しているそうだ。関係者によると、竹内氏は浅尾氏の地元、神奈川県の出身。同じくアイピーモバイル取締役だった実弟が、学生時代に浅尾氏の選挙運動を手伝っていた縁から事務所入りが決まったようだ。竹内氏は独自の世界観に基づく改革論を展開する「宗教がかった政治家志向」(知人)と揶揄される。本人は「研究会の旗揚げに大物財界人が続々賛同してくれている」と意気盛んな様子だが、助け舟を出した浅尾事 ………
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