李 洙彬(サムスングループ新代表)
2008年6月号 連載 [CHALLENGER]
韓国最大の財閥、サムスングループの李健熙会長(66)が、グループ経営権の長男への違法継承や巨額の脱税で起訴され、電撃的に辞任した。新たにグループ代表として「サムスンの顔」となったのが李洙彬(イスビン)サムスン生命保険会長(69)だ。「経済再生のために努力されている時期に好ましくない事態を起こし申し訳ない。経営に空白が発生しないよう最善の努力をしたい」――4月28日、韓国大統領府(青瓦台)で開かれた李明博大統領と主要財閥トップとの夕食会をかねた会合が、李洙彬会長の「サムスン代表デビュー」だった。この席で、巨額の投資や採用計画を発表、「サムスンの影響力」を誇示しつつ、「韓国には反大企業的な風潮があるが、政府はこういう風潮をなくすことにも努力してほしい」と付け加えることも忘れなかった。李洙彬会長はソウル師範大付属高校で李健熙氏の4年先輩。ソウル大経済学 ………
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