「金メッキ」が剝げた? 有機EL関連の「トッキ」

2008年5月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

液晶やプラズマの次の薄型ディスプレーとして当確の出た有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレー。その製造装置を開発する有力メーカーとしてよく名前が挙がるのがトッキだ。世界初の有機ELテレビを昨年末にソニーが発売して以降、有機ELの記事が新聞紙面をにぎわせるたびに、思惑で株価が上昇し恩恵に浴してきた。だが、ソニーが有機ELテレビの生産ラインで使っているのはトッキ製ではなく、そのライバル社の製造装置だ。昨年12月に有機ELの事業化を急ぐキヤノンがトッキにTOB(株式公開買い付け)をかけ傘下におさめたが、エレクトロニクス業界では「大して成果を生んでいないのでは」という情報が流れている。キヤノンが、有機ELの技術蓄積が豊富な日立ディスプレイズを日立製作所から事実上買収するのはその傍証だ。トッキの技術だけでは製品化がおぼつかないのである。有機ELというメッ ………

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