中国vsダライ・ラマ「裏交渉」決裂

今明かされる舞台裏。胡錦涛は国家瓦解を恐れ「大チベット自治」を呑めず、昨年6月までの交渉が頓挫。

2008年5月号 GLOBAL [綻びたチベット政策]

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3月に中国チベット自治区で発生した暴動を、常日ごろ反中的言動で知られる石原慎太郎・東京都知事は「起こるべくして起こった」と切り捨てた。新銀行東京の事実上の破綻に対する言葉かと一瞬思ったが、尻に火がついた知事の苦し紛れの八つ当たり、皮肉にも的を射ている。中国共産党はこれまで、近年のチベットの経済発展を誇らしげに語っていた。この1月に開かれたチベット自治区第9回人民代表大会の第1回会議でシャンパ・プンツォク主席は、胸を張ってこう報告した。「2007年、チベットのGDP(国内総生産)は342億元に達しよう。一人当たりに換算すれば1万2千元を超え、5年前より倍増した。成長率は7年連続して12%以上であり、チベットは飛躍的に発展する黄金時代を迎えた」06年7月には、海抜4千メートルを超す世界最高地帯を走る青蔵鉄道が開通、ラサを訪れる旅行者は飛躍的に増えた。運行開始以来1 ………

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