「藤田観光」の買収めぐるDOWAとモルガンの醜い争い

2008年5月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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日本有数の総合結婚式場として知られる「椿山荘」を傘下に持つ藤田観光が近く、売りに出されるとの見方が強まっている。ところが、筆頭株主で31.2%を出資する非鉄大手DOWAホールディングス(旧同和鉱業)と、藤田観光買収に意欲を燃やす米モルガン・スタンレー証券の対立が激化し、事態が混乱してきた。モルガンが出資を拡大してじわりとプレッシャーをかければ、DOWAも負けじと首脳人事を刷新して対抗する。藤田観光が都内の一等地や大阪の中心部に持つ土地資産をめぐる争いが混乱の原因。本業の銅や亜鉛と無縁のため売却を検討しているDOWAは、少しでも売却額を吊り上げたいところだが、当事者不在の駆け引きにはプロパー社員の反感も強い。DOWAは1869(明治2)年に藤田伝三郎氏が兄2人と創業した兵器卸が源流。81年に藤田組に改名、政府から秋田県の小坂鉱山を買い取り非鉄製錬業に進出し、銀行も傘 ………

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