落ち目の米合弁会社吸収が難航した武田薬品

2008年5月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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武田薬品工業は4月、米国アボット社との折半合弁会社であるTAP社を会社分割し、その後、その大半を武田の100%子会社であるTPNA社に合併させる。この合併により分断していた米国事業を統合、米国での収益はすべて武田の連結決算に組み入れられる。武田の国際化は現地資本との合弁を軸に進められてきたが、世界で数千億円の売り上げを達成する大型医薬品が登場してからは、欧米法人の100%子会社化を進めてきた。そこに立ちはだかったのが米国合弁相手のアボット。かつて武田は50%分の株式取得に4千億円を提示したのに対し、アボットは8千億円を要求したといわれる。ようやく合意した内容は、会社分割に際し武田が最大で15億ドル(約1500億円)を5年に分けて支払うこと。07年のTAPの利益は約10億ドル。06年度の武田の連結決算の経常利益5850億円中、持ち分法適用のTAP分は610億円。これに今後は1千億円以上 ………

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