日本IBMに捜査当局が包囲網

同社周辺で巨額の循環取引が続出。閉鎖的な企業体質にメスが入るか。

2008年5月号 BUSINESS

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IT業界のリーディングカンパニー「日本IBM」の周辺で、業界内の悪しき慣習として長年続いてきたとされる循環取引が相次ぎ発覚している。循環取引とは、ソフトウエアなど商品のやり取りがないのに、帳簿上、売買があったかのように装う架空取引のこと。複数の業者間で転売が繰り返され、最終的には、仕掛けた企業に戻ってくる環状の商流を描くことから、こう呼ばれる。業績かさ上げの道具として使われるが、表面化を防ぐためには、新たな商流を作って、そこに架空の売り上げや利益を付け替えていく必要があり、次々に循環の輪が形成されていく。

検察が大阪事業所を捜索

昨年7月、自社で起きた循環取引を公表した東証2部上場のIT企業「ネットマークス」(東京都港区)。3カ月後の10月に東証に提出した改善報告書の中で、日本IBMが深く関与していたことを明らかにした。ネットマークスの担当者は、2003年12月と翌04年3月、宮崎 ………

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