坂根 正弘氏(コマツ会長)

アフリカ支援は「国益」横浜で具体策打ち出せ

2008年5月号 BUSINESS [インタビュー]

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――5月28日から、日本が国連などと共催するアフリカ開発会議(TICAD)が横浜で開かれます。坂根さんは、アフリカとの関係強化を目指す経団連のサブサハラ地域委員会で、委員長をもう5年務めています。その経験から、いま、なぜ日本にとってアフリカが大事だと考えますか。坂根 TICADは93年に東京で第1回会議が開かれ、今回が4回目。私がサブサハラ地域委員長になったのは03年5月で、第3回会議が開かれる4カ月前でした。以来、毎年、アフリカを訪問してきました。アフリカには貧困、教育や産業振興など、手を差しのべるべき問題はたくさんありますが、日本の国益という観点からすれば、石油や天然ガス、稀少金属など鉱物資源を安定的に提供してもらうということが第一でしょう。中国は政府がトップセールスでアフリカへ接近し、すごい動きです。日本は相当、出遅れています。――他の国々はどうなのでしょ ………

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