哀れ没落前夜の「竹中工務店」

工事現場で事故や不祥事が続出。オーナーの28年に及ぶ超長期政権に社全体が倦んでいる。

2008年5月号 BUSINESS

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「各方面に大変ご迷惑とご心配をおかけし、深くお詫びします」3月29日、法隆寺の第129世住職・大野玄妙(60)は、敷地内の雑木林に建築廃材などが不法投棄されていた問題で謝罪のコメントを発した。屈指の名刹に頭を下げさせる原因を作ったのは竹中工務店である。法隆寺から土塀の新設や塔頭(たっちゅう)の増設工事を請け負ったのだが、現場責任者がコンクリート片や廃材、残土などを下請け業者に不法投棄させていた。

現場所長が「労災隠し」を指示

その1カ月前にも、こんな不祥事があった。7月に開催される北海道洞爺湖サミットの国際メディアセンター建設工事現場で、防雪用の仮設屋根が落下し、作業員3人がケガをした。この工事を受注していたのは竹中を幹事会社とするJV(共同企業体)で、北海道開発局によれば「構造計算書より強度が劣る鉄骨が屋根の材料に使われていた」という。「建築の名門」と評される竹中で、最近、事 ………

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