動画投稿サイトに「選別」認知のニンジン

JASRACの目の敵、ユーチューブやニコニコ動画とも、虚々実々の駆け引き。

2008年4月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

Web2.0の流行でネットビジネスの主流となった感のあるCGM(Consumer Generated Media)。ユーザーの自由な投稿によりコンテンツを集めることでサービスを構築するこの手法は、時として現実社会との摩擦を生む。それは、投稿での誹謗中傷が野放しになっている元祖CGMの「2ちゃんねる」を見ると分かる。これまで、過度なDRM(著作権保護システム)やCCD(コピーコントロールCD)を採用し、「利用者=悪人」と決めつけてきた既存メディアからすると、CGMの流行は、それこそ「ナントカに刃物」に等しいに違いない。世界的な動画投稿型CGMサイトである米国の「ユーチューブ」とテレビ局やレコード会社など日本の権利者との間に軋轢が生じたのは記憶に新しい。だが、そんなCGMに疑心暗鬼の権利者も、東証1部上場企業が運営するサービスとなると「話は別」「信用できる」ということであろうか。

「優等生サイト」に使用許諾

話は昨年7月 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。