朝日、産経、時事の女性新人記者が4割超に

2008年4月号 連載 [メディアの急所]

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産経がトップの48%で、朝日と時事が同率の43%で並び、次が共同の38%、読売37%、毎日36%と続く。何の数字かといえば、今年4月に入社する新人記者に占める女性の割合(日本新聞協会まとめ。新聞社によりカメラマンの扱いは異なる)。人数は少ないが神戸新聞は半数を超え、編集採用7人のうち4人が女性だ。ここ数年、女性記者の採用が急増している。昨年4月時点では、同協会加盟の新聞、通信社に勤める全記者のうち女性は14%にすぎないから、まさに様変わりだ。「女性のほうが堂々としているし、思考が柔軟」「取材力もあり、特ダネを取ってくる」と採用担当者は口を揃える。馬力が取り得の体育会系の男子より、にっこり微笑む「くノ一」記者がはるかに勝るらしい。結婚、出産による退職を勘案しても、4人に1人、3人に1人が女性記者となる日は遠くなさそうだ。幹部への登用も進んでいる。筆頭格は産経 ………

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