絵に描いたモチでは困る「植田リポート」

2008年4月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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政府の経済財政諮問会議が「構造変化と日本経済」専門調査会を発足させ、平成版の「前川リポート」の策定に着手した。会長には、日銀審議委員を務めたことがある植田和男東大大学院教授が就任。6月に策定される報告書は「植田リポート」となる見通しだ。輸出主導から内需主導への転換を訴え、日本の経済政策に大きな影響を与えた「前川リポート」から20年。同様に、少子高齢化やグローバル化など大きく変化した内外の経済構造を分析し、日本の進むべき道を示すことが「植田リポート」に求められている。しかし、初会合のテーマとして挙がったのは、雇用や賃金などの成果配分のあり方や対日投資の拡大など。大田弘子経済財政担当相は「新しい経済構造の視点を出したい」と張りきるが、テーマを見る限り、既視感を覚えるものばかりだ。すでに安倍政権下で策定されたアジア・ゲートウェイ構想や成長力底上 ………

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