タカラトミー巻き込む転落企業

スキャンダルの嵐のインデックスH。25億円もの第三者割当増資を引き受けさせた謎とは。

2008年4月号 DEEP

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2月4日、「リカちゃん」人形で知られる大手玩具メーカー、タカラトミーは、ジャスダック上場企業と業務提携し、約25億円の第三者割当増資引き受けを公にした。相手先は「インデックス・ホールディングス」(以下、インデックスH)である。かつて携帯電話コンテンツ配信で急成長し、「日経ビジネス」など経済誌からIT(情報技術)ベンチャーの優等生ともてはやされ、民放キー局などから提携のラブコールが絶えなかった新興企業だ。しかし「かつて」とわざわざ断ったように、現在の同社にその面影はない。創業者から経営を任された元ボストン・コンサルティングの椿進社長のもとでも業績不振を脱せず、返り咲いた創業者が自社株を担保に新生銀行から融資を受け、追加担保の差し入れができずに株を強制処分されて、1月に株価急落を招いた。そんなキナ臭い企業に、なぜ東証1部のタカラトミーが25億円もの事 ………

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