視界不良で工事進む「茨城空港」の前途多難

2008年4月号 連載 [LOCAL EYE]

「茨城空港」と聞いて、ピンとくる読者はそう多くないだろう。2年後の開港を目指して、茨城県小美玉市にある航空自衛隊百里基地に建設が進められている軍民共用化空港のことだが、最近になって、建設工事現場がようやく報道関係者に公開された。全長2700メートル、全幅45メートルの新滑走路は昨年9月に着工。すでに3分の1がアスファルト舗装され、今年秋にも完成予定というのに、就航路線はまだ決まっていない。肝心の採算性の根拠も曖昧なまま、急ピッチで工事が進む茨城空港の行く末に、「滑走路ができても飛行機は来ないのでは」と不安を覚える県民も少なくない。そもそも発着枠の拡大が検討されている成田、羽田両空港が近くにあるのに、首都圏に第3の空港が必要なのだろうか。茨城空港は、新北九州空港や富士山静岡空港などのように県が建設主体となった地方空港ではなく、新千歳空港や小松空港の ………

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