2008年4月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
郵政民営化法案に反対して自民党を離党した無所属の平沼赳夫衆院議員が、自民、民主両党の保守系議員との連携を強めている。「健全な保守勢力」の結集を旗印に衆院選後の新党結成を目指すもので、福田政権の早期退陣を狙った動きでもある。「衆院選後に政界再編は起きる。できれば30人程度は集めたい」。平沼氏は3月5日に民放ラジオでこう語るとともに、「民主党にも『健全な保守』の人たちがいる」と言い、同党議員とも接触していることを明かした。平沼氏は一昨年末に脳梗塞で倒れた後、昨年5月に政治活動を再開。05年9月の総選挙で小泉純一郎首相(当時)が送り込んだ「刺客」に敗れた城内実氏ら郵政造反組を物心両面で支援してきた。また、自民党の中川昭一元政調会長が昨年末に保守派議員を集めて発足させた勉強会「真・保守政策研究会」の最高顧問に就任するとともに、国民新党の綿貫民輔代表らと ………
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