米国発「モノライン格下げ」の恐怖

モノラインなる金融保証会社の格下げによって200兆円を超す債権市場がパニックに……。

2008年3月号 BUSINESS

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米国のサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題が、底知れない広がりを見せている。すでに米景気減速を受けて日米欧の株価は調整し、サブプライムローンを証券化した商品などに投資していた金融機関が巨額の損失を計上している。このうえ200兆円を超す様々な債券の価格が暴落しかねないとしたら、どうだろう。影響はサブプライムローンを証券化したRMBS(住宅ローン担保証券)やRMBSを再加工したCDO(債務担保証券)の格下げの比ではない。サブプライムとは無関係の企業や地方自治体の資金調達にも支障を来す日が迫りつつある。原因は最近、新聞やテレビのニュースを賑わすことが増えたモノラインと呼ばれる金融保証会社にある。保険会社の一種だが、金融債務の保証に特化していることからこの名がついた。

新聞報道はミスリード

主要なモノラインはトリプルAという最上級の格付けを武器に、米国の地方債や ………

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