中国「政治亡命」に扉開く台湾

難民法が成立すれば、北京五輪までに亡命者が押し寄せる。身柄引き渡し条約でどこまで封じ込められるか。

2008年3月号 GLOBAL [逃亡犯と強制送還]

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中国大陸の民主化運動家が台湾に渡り、政治亡命を求めるケースが相次いでいる。昨年12月27日、四川省出身の呉亜林が観光名目で台湾に入境、ツアーの一行から離れて政治亡命を申請した。呉は(中国政府が「邪教」とみなす)法輪功をバックにした大紀元時報の反党社説「九評共産党」(04年11月18日付)を宣伝した廉(かど)で3年の労働改造処分を受け、指名手配されていた人物である。昨年7月には河北省出身の蔡陸軍が漁民と称して台湾に入り、やはり政治亡命を求めている。台湾の政府にあたる行政院の大陸委員会が11月に、過去に中国からの政治亡命者を受け入れたモデルに従い承認手続きを行った後、台湾残留か第三国亡命かに同意したばかりだ。大陸委の劉徳勛スポークスマンは1月4日、同委員会と関連機関が昨年すでに難民法案を立法院に提出していることを明らかにした。観光目的の合法的な入境にせよ、 ………

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