2008年3月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
民主党大阪府連の常任幹事会で2月2日、公認候補が決まった。衆議院大阪1区は熊田篤嗣氏。ところが、熊田氏擁立には地元から反発があり、2年がかりで公認に落ち着いた経緯がある。というのも熊田氏は2003年、05年の衆院選で大阪1区から出馬し、2回とも自民党の中馬弘毅議員に敗れている。民主党は05年11月に衆院候補選定基準を発表し、新人候補は2度連続落選した場合、原則として公認しないことになった。熊田氏は37歳。滋賀県出身で民主党の吉田治前議員(大阪4区、落選中)の秘書を務めた後、大阪1区から出馬した。本来なら公認されないはずの熊田氏に決まったのにはわけがある。実は、熊田氏を推したのは大阪市交通局労働組合だ。ある民主党関係者は「組織内擁立でもなく、なぜ1回目よりも2回目の票が減った候補なのか」と憤るが、地元にとって公認候補は手がかかる。選挙になればカネも人も出さねば ………
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