中国が世界の金融機関を買い漁る

国務院が望むのは世界に通用するブランド企業。次は日本メーカーが狙われそう。

2008年3月号 BUSINESS

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中国が「走出去」(海外進出)なるスローガンを掲げて、世界の金融機関を買い漁っている。先頭を走るのは中国4大国営銀行の一つで、世界最大の中国工商銀行である。2007年8月に「マカオのカジノ王」スタンレー・ホーが所有する誠興銀行を買収(発行済み株式の80%取得)。9月にはインドネシアのハリム銀行を買収(株式90%を取得)。中国内外のマスコミは「工商銀行が初の外銀買収に成功」と書きたてた。度肝を抜いたのは10月の買収劇。アフリカ最大のスタンダード銀行(南アフリカ共和国)を獲得した。中国が行った海外買収の最高額となる55億米ドル(6200億円)を投じて20%の株式を買い取った。工商銀行も他の国営銀行と同様に、上場後も7割以上の株式を政府が保有する国営銀行である。スタンダード銀行はアフリカ18カ国に支店を持つ。その買収は、豊富な資源を持つアフリカ諸国への食い込みを狙う、 ………

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