米宗教界最大の話題は「モルモン教の大統領候補」

2008年2月号 連載 [RELIGIOUS WORLD]

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アメリカには、一般メディアで宗教を取材・報道する記者たちの親睦団体がある。メンバーは約500人。会社を超えて情報交換し、相互研鑽の場となっている同団体は、外に向けても宗教に関する情報を発信している。その一つが40年近く続いている「年間宗教ニュースベスト10」だ。キリスト教各宗派などの教団機関紙の視点からではなく、世俗メディアだからこそ捉えられるアメリカ社会と信仰の関係が垣間見られる。2007年のランキング1位は、聖書の言葉をそのままに受け止め、04年のブッシュ大統領再選の大きな原動力になった保守的プロテスタント集団である福音派が、今回は共和党の大統領候補への投票を迷っているという話題だった。共和党候補の一人であるミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事は、独自の教義体系を持つ少数派、末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の信者。国家への忠誠度は高 ………

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