中国の「格下」公安部長は司法を変えるか

警官200万人の総帥である新公安部長が、政治局入りせず。頻発する暴動を抑え込めるか。

2008年1月号 GLOBAL

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10月30日、江西省興国県の刑務所から8人の囚人が、看守1人を負傷させて集団脱獄した。すでに6人が逮捕され、同省の公安部(一般警察)と武装警察官5千人が、残る2人の脱獄犯の追跡を続けている。11月4日には同省南昌市の天虹商業ビルで血なまぐさい事件が発生した。暴力団関係者と見られる約50人が刀や斧を振り回してビルに乱入、14人の職員を襲って1人が死亡、13人が負傷した。公安が駆けつけたときには現場は血の海と化し、犯人は逃走した後だった。ここで江西省の二つの事件を挙げたのは、10月28日の全国人民代表大会(全人代)常務委員会で、江西省党委員会書記の孟建柱を、周永康に代わって公安部長に任命するとの決議が可決され、孟建柱が中国全土で約200万人近い警官を統率することが決定したためだ。第17期党大会(17大)以降、中国の司法(政法)部門にはどのような変化が生じるだろうか。この ………

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