1月にも北のテロ支援国指定を米国は解除する。置き去り日本はどうすべきか。
2008年1月号 GLOBAL [功を焦ったヒル外交]
北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の関係国は、2007年に成立した「2月13日合意」と「10月3日合意」に従って、北朝鮮がはたして年内に完全かつ正確な核計画の申告と、核施設の無能力化を履行するとの期待も一部にあったが、やはり懐疑論者に軍配があがったようである。<編集部注=2.13合意とは、寧辺の核施設を停止・封印する見返りに重油5万トン相当を支援する初期段階と、その後にすべての核計画を申告し、全核施設を無能力化すれば追加で重油95万トン相当の支援を受けられる第2段階の合意。10.3合意は、北のテロ支援国指定解除をこの非核化措置と「並列的に」行う原則を再確認したもの> 「核計画」の申告対象について、米朝間には重大な認識の相違がある。米政府要人たちはこれまで「核兵器が含まれる」との認識をたびたび公言しているが、北朝鮮側は「含まれない」と主張している。2.13合意には核 ………
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