「ドバイ馬主殿下」が日本で躓いた

ジャパンカップに勝っても、中央競馬会の馬主返上とは、いったい何が起きたのか。

2008年1月号 LIFE

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競馬界には「周囲の人間にゴタゴタがあった馬は勝てない」というジンクスがある。ジンクスが覆ったのが、11月25日のジャパンカップだった。勝ったアドマイヤムーン(12月4日に引退し種牡馬入り)の馬主だったダーレー・ジャパン・ファーム(DJF=北海道日高町)は2日後の27日、日本中央競馬会(JRA)に、馬主登録の返上を申請した。登録を受けた7月末からわずか4カ月、国内最高賞金のレースに優勝した直後。全く異例の事態だった。レース当日から、奇妙な雰囲気が漂っていた。DJF代表だった高橋力氏(60)は、優勝会見でも口元一つ緩めない。表彰式で馬の脇に立ったのは、DJFに同馬を40億円で売却した元の馬主の近藤利一氏。近藤氏は同夜、東京都内のホテルで祝勝会を開いたが、高橋氏の姿はなかった。返上申請に先立ち、高橋氏は自らが90%出資したDJF株を第三者に譲渡し、代表を退任。昨年来、1年以上 ………

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