鈴木 弘治氏(高島屋社長)

株安と物価高が心配消費者心理冷えそう

2008年1月号 BUSINESS [インタビュー]

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――景気の先行きに、強弱、見方が分かれてきました。08年を、どう予測しますか。鈴木 米国のサブプライムローン問題や株価低迷など、半年前に比べると、いろいろなマイナス要素が複合して現れており、楽観視できません。08年のGDP(国内総生産)の実質成長率は、1.5~2%までは難しい。やや慎重にみておいたほうが、いいと思います。――景気後退の懸念も?鈴木 ええ。サブプライムローン問題も短期に解決するかと思いましたが、全世界の金融機関の決算に影響しています。原油価格も高止まり。国内をみても、個人消費は一進一退で、東京とその他の都市、大企業と中小企業などで一様ではありません。ちょっと景気後退、という場面もあるのではないですか。――消費者心理も冷えていますか。鈴木 株価は百貨店の売り上げにたいへん連動性があり、その低迷は購買心理にひじょうにマイナスに働きます。年末商 ………

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