2008年1月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
首都高速道路会社が2008年10月から予定している首都高の距離別運賃制への風当たりが強い。長距離区間では普通車で最高1200円、大型車はさらにその倍の料金がかかる。当然、運送業界は猛反対しているが、さらに問題なのはETC(ノンストップ自動料金収受システム)車載器をつけていない一般ドライバーだ。車載器がないと、利用区間にかかわらず最高額を取られてしまう。首都高会社は小型通信機と電子マネーカードを貸し出す「救済措置」を導入する予定だが、これが面倒、不便この上ない。まず、ドライバーは首都高入り口近くの店か自動販売機で3千円程度の通信機と電子マネーカードを借りる。それをシガーソケットに差し込んで、入り口ではいったん停止して最高額を払う。出口は素通りできるが、距離に応じた差額は電子マネーで返金され、現金では返してもらえない。通信機は首都高でしか使えずETC割引も ………
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