「サミット」便乗イベントが大好きな宗教団体

2008年1月号 連載 [RELIGIOUS WORLD]

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「宗教協力」とは、日本の宗教界のリーダーたちが好んで口にする言葉だ。異なる信仰を持つ宗教者同士が、平和や貧困などさまざまな現代の課題について手を携え解決への道筋を探る。耳に心地よい響きがあるが、これが極めて困難な仕事であることは言うまでもない。協力の中身が全体の利害に一致する宗教法人への課税問題のようなテーマなら、見事な連携を発揮する宗教界だが、社会的な事象、とりわけ政治が密接に絡むようなテーマになると、ほとんど身動きがとれないに等しい。教派神道連合会、全日本仏教会、日本キリスト教連合会、神社本庁、新日本宗教団体連合会の5連合組織で構成する日本宗教連盟は、活動の目的に「世界平和の確立」を掲げているものの、実質的な動きはない。宗教界の利益確保と親睦に徹しない限り、連盟自体の存続すら危ういのが実情ではないか。さまざまな社会問題に、宗教協力を ………

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