逆境が育んだM&A哲学

2007年12月号 連載 [CHALLENGER]

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今年7月、キリンビールやキリンビバレッジなどを傘下に持ち株会社に移行したキリンホールディングス(HD)。10月22日には、協和発酵工業を傘下におさめ、医薬事業の強化にも乗り出した。酒類依存の経営体質から「食と健康」を柱にした総合食品メーカーを目指す加藤壹康(かずやす)社長。新たなM&A(企業の買収・合併)に前向きな姿勢を示す。68年に入社した加藤氏は、営業の現場からキリンビールの浮沈を見つめてきた。01年、取締役酒類営業本部の営業部長のときに大きな屈辱を味わう。スーパードライの投入で勢いに乗るアサヒビールに40年以上守り続けてきたトップシェアを奪われた。「あのときのことは忘れたことがない」と振り返るほど悔しい思いをした。以降、加藤氏の営業スタンスは一変する。当時の営業といえば、トップシェアにあぐらをかき、販売店向けの協賛金を積み上げ販売数量を確保する ………

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