ダライ・ラマvs中国「最終戦争」

チベットになだれ込む漢民族。「14世」の後継問題にも過剰介入。ただではすまぬ雲行きだ。

2007年11月号 DEEP

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標高4千メートル。「世界の屋根」チベット高原を走る青海チベット鉄道は、正式に開通して1年を迎えた。便利になった聖地ラサには、続々と観光客や巡礼のチベット人が列車に乗ってやってくる。1年で約130万人が利用した。増える訪問客を当て込んで、商売目的の中国人もラサに集結し、土産物屋や飲食店を経営したり、タクシー運転手になったりして、一稼ぎをもくろんでいる。ラサ駅は、富士山とほぼ同じ約3700メートルの標高にある。だだっ広い敷地に、ラサの象徴、「ポタラ宮」(歴代ダライ・ラマの住まい)を模した駅ビルが立っている。北京、上海、広州、成都、重慶、蘭州、西寧といった大都市を結ぶ直通列車が発着する。飲食店や土産物屋では、チベット文字より漢字の看板が目立つ。鉄道開通以来、中国各地からの中国人客が最大のお得意さんになっているようだ。漢民族の大量流入によって、中国化(漢 ………

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