福田「話し合い解散」の老獪

最高権力の半分を野党に譲り渡す大胆不敵な誘い水。対決をとことん回避すれば、何が起こるか?

2007年11月号 POLITICS [「大連立」の導火線]

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福田政権が発足して1カ月も経たないのに、もう「年明け内閣改造だ」「いや臨時国会の越年長期延長もあるのでは」「その前に年末解散じゃないか」と、不測の展開を期待する政界スズメがかまびすしい。小泉政権時代にすり込まれた「政治ドラマ中毒」の後遺症が、まだ広く残っているせいだろう。症状が薄れかけていたところに、安倍政権の終わり方が久しぶりのサプライズだったため、政治に劇的な刺激を求める大衆心理に再び火が付いた格好だ。しかし、福田康夫首相の政治スタイルは、その対極にある。小泉型劇場政治と意識的に決別し、サプライズやハプニングをできるだけ制御する運営を心がけていくだろう。再開した臨時国会の冒頭、与野党逆転の参院の代表質問で、輿石東・民主党参院議員会長の挑発に応えた福田首相の答弁には、その決意と自負が明らかに聞き取れた。

「劇場政治」と意識的に決別

輿石氏「あなたは自民党総裁選で ………

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