2007年11月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
F1の日本グランプリが三重県の鈴鹿サーキットを離れてトヨタ自動車が所有する富士スピードウェイで9月末に行われたが、散々な結果に終わった。レースの成績ではなく、大会運営があまりにもお粗末だった。マイカーの乗り入れを禁止し、ファンをバスで送迎したが、15万人ものファンを限られた時間内に輸送するのは無理があり、渋滞がひどく、おまけに道の一部が陥没してしまった。4、5時間も通行止めになり雨が降る寒い中でファンは待たされた。さらに仮設スタンドは傾斜が緩やかすぎてレースが見えなかった。このためチケットを払い戻した。堅実経営で知られるトヨタにしては、信じられないようなミスが重なってしまった。選手やファンは怒り心頭に発し「二度と富士へは来たくない」と叫んだとか。トヨタはF1開催をホンダの鈴鹿サーキットから富士へ「強奪」する形で持ってきたが、この体たらくでは「世 ………
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