地に堕ちた「米格付けS&P」

欧米ばかりか日本でも馬脚を現し始めた。顔に泥を塗られた石原都知事はどう出るか。

2007年11月号 BUSINESS

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欧米で大手銀行が多額の損失計上を迫られるなど、サブプライム・ローンの証券化をめぐる米格付け大手のスタンダード&プアーズ(S&P)とムーディーズ・インベスターズ・サービスの対応は、金融市場を混乱に陥れたと言われる。当初の格付けが甘すぎ、格下げも遅すぎたからである。世界的に信用を失った感のある米格付け会社は、日本でも「馬脚」を現し始めた。「S&Pの格付けはひどい。石原慎太郎はなぜ黙っているんだ」投資信託の幹部からこんな声がもれる。怒りの原因は、保有していた「シービーオー・オール・ジャパン」という社債担保証券(CBO)を、S&Pが9月中旬に大幅格下げしたことによる。7月上旬まで最上級のトリプルAだった債券(B号)が、わずか2カ月あまりで「ジャンク(くず)債」を意味するダブルBプラスへ10段階(ノッチ)下がってしまったのだから無理もない。ダブルAだった債券(C号 ………

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