08年は「景気失速」の足音

サブプライムの傷は深い。株価が持ち直しても要警戒だ。バブル破裂を回避する最後の頼みは中国か。

2007年11月号 COVER STORY [水脈ウォッチャー]

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さりげなく重要な事実を、ブルームバーグ・ニュースが流した。ベン・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が8月8日午後5時、シティグループのロバート・ルービン経営会議議長(元米財務長官)と金融情勢を電話で話しあったという。同7日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利を据え置いた直後である。「関係筋によると、ルービン氏は7日の金利据え置き決定は正しい判断だったとバーナンキ議長に伝えた」とロイターは報じる。でも、ウォール街では「バーナンキ議長は市場の混乱を理解せず、ビハインド・ザ・カーブ(出遅れ)になった」との声が多かったはず。事実、FRBは8月9日のパリバ・ショックを機に金融市場に数百億ドル規模の巨額の資金供給を始めている。FRB議長の行動記録は、ペンシルベニア大学ウォートン校のケン・トーマス講師が情報自由法に基づく開 ………

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