日ロ「原子力協定」もたつく不利

回収ウランの再濃縮委託で躓き、年内は困難。豪ロ、米ロは頭越しに次々と締結するが。

2007年11月号 GLOBAL

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これもまた、漂流し始めた日本の象徴なのだろうか。日本とロシアが進める「原子力の平和利用に関する協力協定」(原子力協定)の締結交渉が、なかなかゴールに至らない。交渉開始に合意したのは、ロシアのフラトコフ首相(当時)が来日した2月のこと。4月にはキリエンコ連邦原子力庁長官も来日、年末までに調印を終えたいとの意向を示した。4月に東京で、6月にはモスクワで、2回の実務者交渉が行われたが、それからぴたりと動きが止まっている。9月13日、駐日ロシア大使館のガルージン公使が、報道各社のモスクワ支局長経験者との月1回の懇談会で「原子力協定の年内締結は難しい」と明言したという。あれほど年内締結に熱心だったロシア政府が、なぜここにきて腰が引けたのか。その謎を解くには、日本がどうしていまロシアと原子力協定を結ぼうとしているか、までさかのぼらなければならない。今年2月21 ………

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