値下げ「お蔵入り」に居直るNHK

経営委員会の差し戻しにも馬耳東風だ。橋本会長は「続投」を狙って、戦略なき時間稼ぎ。

2007年11月号 BUSINESS

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異様な沈黙が会議室を支配した。「どなたか、ご意見は」と促しても誰も口を開かない。2分以上続いた通夜のような沈黙は、橋本元一NHK会長への不信が胸の底にわだかまっていることの証明だった。9月28日、NHKの関連子会社などグループ34社のトップが集まる関連団体協議会の席である。橋本会長は何ごともなかったように、中期経営計画案(2008~12年)の内容を説明した。だが、それはつい3日前の25日、NHK経営委員会が「内容不十分」とお蔵入りにした案だった。それをなぜ今さら? 訝しげなグループ幹部を前に、橋本会長は「明確に拒否されたとは考えていない」と言い切った。馬耳東風――安倍前政権の肝いりで就任した古森重隆・経営委員長(富士フイルムホールディングス社長)をコケにする気なのだ。中期経営計画のポイントは「受信料の値下げ幅」。菅義偉・前総務相が今年1月に「義務化と引き換えに2割 ………

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